神奈川県の高校受験

神奈川県の高等学校入学者選抜制度について

 

1.神奈川県の高等学校入学者選抜制度の概要

《公立高校》調査書・学力検査・面接(・特色検査=一部の高校で実施)

《私立高校》①推薦(調査書で決まる・他校の受験はできない)
②単願(調査書で決まるが試験は受ける・他校の受験はできない)
③併願(主に公立を第1志望、私立が第2志望。)
④オープン入試(主に試験の結果のみで決まる)

 

2.受験日程

中学 公立高校 私立高校
11月下旬 調査書確定
12月上旬 父母面談

面接シート作成

高校打診
1月下旬 出願 推薦入試
2月上旬 志願変更

出願

入試

2月中旬 共通検査(学力検査)

面接

(特色検査)

合格発表
2月下旬 合格発表

当教室では、10月下旬と12月初旬に父母個人面談(進路相談)を予定していますが、それ以外でも随時面談をいたしますので、ご連絡下さい。また、生徒との面談も、7月と12月に予定しています。

3.公立高校の選抜について

調査書・学力検査・面接の結果をもとに合否を決定します。

選抜は、第1次選考(定員の90%)と第2次選考(10%)の2つの選考からなっており、第1次選考で合格しなかった受検生が、第2次選考により選抜されます。

第1次選考は、数値S(計算方法は後述)により選抜します。

第2次選考は、調査書を除く資料について各校が決めた選考基準に従って選抜します。

市立校を除き学区はありません。1度だけ、志願変更ができます。

志願変更について

いずれの学校・学科または専門コースへも変更可能。ただし、1度だけです。
公立高校は、志願変更期間中、毎日、志願者の数を受付時間の終了後すみやかに掲示します。
志願変更の際には、「志願変更願」に在学中学の校長の確認印を受け、受検票とともに志願先の高校に提出し、入学願書等の書類の返還を受け、必要事項を書き換えた上、新たに志願する高校に提出します。

学力検査について

試験問題は、全県共通です。

面接について

面接官2名以上で10分程度で行われます。調査書と面接シートを用いて、学習意欲および部活動などへの活動意欲を測ります。また、高校ごとに事前に発表される個別の観点も評価の対象になります。

第1次選考について
ア 第1次選考(90%)=数値Sを算出し、定員の上位90%が合格します。

① A~Dの資料を100点満点に換算した数値a~dを算出する。

A:調査書 (重点化しない場合)

    (2年の9教科合計+3年の9教科合計×2)÷135×100 …100点満点[a]

B:学力検査 (重点化しない場合/各教科100点で5教科とした場合)

      5教科の合計得点÷500×100 ……100点満点 [b]

C:面接

    面接の結果 ………………………100点満点 [c]

D:特色検査(実施した場合)

    特色検査の結果……………………100点満点 [d]

② a~dの数値に各校が定めた係数(比率)を乗じてS値を算出する。

S=a×f b×g c×h (+d×i)

  調査書  学力検査 面接  特色検査

※f,g,hの係数(比率)は2以上の整数で,f+g+h=10になるように配分する。

※iの係数(比率)は5以下の整数で,f+g+h=10に加える。

第1次選考の選抜資料の割合(調査書:学力検査:面接=3:5:2の場合)

中2

調査書

10%

中3

調査書

20%

学力検査

50%

面接

20%

調査書 (中学2年生の学年末の成績と中学3年生の12月の成績)と学力検査の換算の仕方

国語

社会

数学

理科

音楽

美術

保体

技家

英語

比重

成績

2年

          5段階評価  (9科合計)

45

10%

3年

          5段階評価  (9科合計×2)

90

20%

学力検査

100

100

100

100

——

——

——

——

100

500

50%

主要5科目も実技4科目も同じ比重です。作品の提出期限、授業態度なども調査書に大きく影響するので注意が必要です。

イ 第2次選考(10%)=第1次選考で、合格しない受検生について、調査書を除く資料を用いて,各校が決めた選考基準に基づいて合否が決まります。

【「第2次選考にあたって重視する内容」は「公立高校募集案内」(=例年中学校で7月に配布)に記載されています。また、例年7月頃神奈川県教育委員会のホームページにも掲載されます。】

ウ 調査書・学力検査において特定の教科に1以上の数値をかけて,比重をかける傾斜配点をとることもできるので,各校の募集案内をよくみることが必要です。

例)A高校(調査書 英:×2,学力検査 英:×2)

    B高校(学力検査 英:×1.5,数:×1.2)

    C高校(学力検査 英:×1.5)など

換算値の具体例

①横浜の市立中学に通う○○君の場合

下の表は○○君の中学2年生、3年生の成績(調査書)と学力検査(入試)の点数です。

国語

社会

数学

理科

音楽

美術

保体

技家

英語

中2の学年末の成績

4

5

3

4

5

4

2

3

4

34

中3の12月の成績

4

4

4

5

5

3

3

4

5

37

学力検査(入試)

70

60

80

75

—————————

85

370

面接

90

a=(34+37×2)÷135×100=80

b=370÷500×100=74

c=90

調査書:学力検査:面接 4:4:2の場合で、特色検査がない場合,選抜の資料(1000点満点)に換算すると

S=80×4+74×4+90×2=796

○○君の換算値(S値)が出願先の高校で,受験した生徒の中で定員の90%以内にいれば,合格となります。

これに入らなかった場合、各校が定める第2次選考での判定となります。

学力検査と調査書の相関関係

調査書 学力検査 面接
学力検査重視 30% 50% 20%
バランス型 40% 40% 20%
調査書重視型 50% 30% 20%

(クリエイティブ・スクールを除く)

特色検査を除いて考えた場合、全部で15パターン考えられますが、面接が全体の2割で、大多数の学校が表の1~3のいずれかです。

※ 特色検査を採用する学校は、上記にあてはまりません。

4.面接について

生徒が提出した面接シートをもとに、2名以上の面接官で約10分程度個人面接が行われます。各校から、いくつかの観点が事前に提示され、それに基づいて面接が行われます。

例)上記学力検査重視型の場合 調査書300点 学力検査500点 面接200点(4つの観点)

調査書

学力検査

面接

中2

中3

英語

数学

国語

理科

社会

観点

観点

2

観点

3

観点

4

100

200

100

100

100

100

100

50

50

50

50

注:上記 バランス型や調査書重視型などでは、調査書・学力検査・面接の比率が変わるので、得点配分は変わります

この場合注意しなければならないのは、10分程度の面接にもかかわらず、中3の調査書と同じ比重をもつということです。

ですから、面接も対策をしっかり行わなければなりません。当教室では7月以降段階を踏んで面接対策も行います。

5.各学校の選考基準について

7月頃「神奈川県公立高等学校入学者選抜 募集案内」が、神奈川県教育委員会より公表されます。詳しくは神奈川県教育委員会のホームページを参照してください。

また、7月上旬に県内の公立中学校3年生全員に配布する「募集案内」にも掲載されます。

6.難関クラス

特色検査を実施する高校の受検者は、受検者層のレベルが高いことと、5科目以外に総合的な力を測る特色検査が行われるところもあるので、難関クラスを選択することをお勧めします。授業時間を増やし、入試で高得点がとれる体制を整えます。

.私立高校の受験形態

(1)推薦入試

出願時に中学校長の推薦書を提出する入試で、その高校を第1志望にしている生徒が対象です。試験は面接のみ(作文を課す高校もある)で、筆記試験は行われないのが一般的です。一部の高校を除き、ほとんどの学校の場合、中学と高校の間で事前に入試相談が行われるため、調査書などの出願資格(打診基準)を満たしていれば、不合格になる可能性はほとんどありません。

(2)一般入試(書類選考)

面接や筆記試験を課さず、調査書などの出願書類のみで選考する入試です。第一志望者のみを対象とする書類選考と、他校との併願が可能な書類選考があります。

(3)一般入試(書類選考以外)

<単願(専願・単願確約)>

その高校を第1志望にしている生徒が対象です。推薦入試同様、調査書などの出願資格(打診基準)を満たしていれば、不合格になる可能性はほとんどありません。

<併願(併願確約)>

別の高校を第1志望にしている生徒が、押さえとして受験するものです。公立校の併願のみ認める高校と、私立高校との併願も可能な高校とがあります。推薦入試や単願同様、調査書などの出願資格(打診基準)を満たしていれば、不合格になる可能性はほとんどありません。

<一般受験(オープン受験)>

調査書などの出願資格(打診基準)がなく、試験当日の結果のみで選抜を行うものです。

8.入試への対応について

(1)学力検査について

各科目100点満点で時間は50分です。どの科目にもマークシート形式の問題と記述の問題があります。中学校3年間で学習する内容で「思考力、判断力、表現力」の把握をより重視した出題になっています。

参考資料 教育委員会発表による学力検査結果 合格者の教科別平均点

H30年度

英語

数学

国語

理科

社会

合計

56.1

56.0

65.6

45.3

41.8

264.8

H29年度(マークシート導入)

英語

数学

国語

理科

社会

合計

51.9

63.5

73.1

46.9

54.5

289.9

H28年度

英語

数学

国語

理科

社会

合計

43.0

51.7

64.7

46.5

52.0

257.9

H27年度

英語

数学

国語

理科

社会

合計

51.8

52.6

64.4

37.4

50.2

256.4

H26年度

英語

数学

国語

理科

社会

合計

59.6

51.7

60.8

38.6

49.5

260.2

H25年度

英語

数学

国語

理科

社会

合計

54.8

65.5

67.8

66.4

55.1

305.6

(2)面接への対応

先にも述べたように、面接の割合は小さくありません。入試における面接は、高校入学後の展望(あるいは、将来の展望といっても良いかもしれません)をしっかり持っているかどうかで差がつきます。

ウインドでは以下のように、ステップを踏んで面接対策を行います。

<7月生徒面談>

① 面接シートの志願理由以外の項目(中学校での学習活動・中学校での学習以外の活動・自分自身の良いところ)についてある程度考える

② ①をもとにして、高校での目標(将来の目標)を描く

<10月模擬試験後>

① 7月の資料をもとに、面接シートの大まかな下書きをつくる。

② 実際の面接でどのような内容を話すのか、大まかな構想を練る。

<12月模擬試験後>

① 志望校の「学校ごとの面接の観点」について考える。

② 志望校がおおよそ決まっているので志願理由なども含めて、完成を目指す。

<1月・2月>

実践的な面接練習

(3)特色検査への対応

特色検査実施校(発表は7月上旬頃)の受験を考えている場合は早めに担任にお知らせください。クラスごとに、担任を中心に対応します。

9.大学進学状況など

(1)各高校の進路など

神奈川県のホームページより各高校のホームページにジャンプできます。

(2)指定校推薦

*指定校推薦とは大学側が、各高校の卒業生(学力などの一定の基準を満たした者)に対して入学を認める制度です。高校によってその大学・学部・人数などはさまざまですが、以下に判明している範囲で紹介しています。

横浜翠嵐

首都大/横浜市立大/早稲田大/慶應義塾大

川和

首都大東京/横浜市立大/早稲田大/慶應義塾大/上智大

横浜市立大/明治大/ 青山学院大/中央大/法政

学習院/明治学院大/東洋大 /成蹊大 /専修大/武蔵

港北

横浜市立大/立教大/明治大/青山学院大/中央大/法政大/学習院

成蹊大/成城/日本女子

鶴見

横浜市立大/東京理科大/明治大/青山学院大/中央大)

 

岸根

日本/東洋/専修/玉川/芝浦工業

荏田

横浜市立大/東京理科大/中央大/成蹊/専修大/国学院大

神奈川

城郷

東京都市大 /神奈川大/東京女子/日本/専修大/駒沢

霧が丘

日本大/駒沢/東洋大/専修大/国学院大/東京都市大/神奈川大

東京電機大/立正大/東洋英和女学院大/東海大

新栄

神奈川大/東海大/日本大/駒沢大/専修大

新羽

東京都市大/神奈川大/桜美林大/関東学院大/相模女子大/東京家政学院大/産業能率

白山

神奈川大/工学院大 / 玉川大/ 桜美林大/関東学院大

拓殖大/女子美術大/帝京大

光陵

横浜市立大/早稲田大/慶應義塾大/上智大/東京理科大

希望ヶ丘

横浜市立大/早稲田大/慶應義塾大/立教

明治/青山学院

桜丘

横浜市立大/慶應義塾大/明治大/青山学院大/明治学院大/国学院大

国学院大/北里/玉川

横浜緑ヶ丘

横浜市立大/早稲田大/慶應義塾大/上智大 /東京理科大

金沢

横浜市立大 /早稲田大/慶應義塾大/上智大/東京理科大/立教大

明治大 /青山学院大

(3)ウインド高校部から大学への進学実績

在籍高校(今年度高1~高3)

県立高校:横浜翠嵐、川和、緑ヶ丘、横浜平沼、港北、元石川、鶴見、岸根、横浜立野、清陵、城郷、舞岡、新羽、保土ヶ谷

市立高校:金沢、桜丘、南、東、みなと総合、横浜商業

私立高校:桐蔭学園、鎌倉学園、日本大学、横浜創英 など

ウインド高校部の特徴

学校の勉強と部活の両立(1・高2)、それを土台として受験勉強(3)で頑張る

進学実績(合格実績ではありません) 過去4年一部

出身高校

進学大学

学部

希望ヶ丘

横浜市立大

国際総合(理系)

横浜翠嵐

慶應義塾

経済

慶應義塾

慶應義塾

経済

川和

慶應義塾

横浜翠嵐

慶應義塾

理工

横浜緑ヶ丘

慶應義塾

理工

希望ヶ丘

慶應義塾

理工

横浜緑ヶ丘

慶應義塾

中央大附属横浜

慶應義塾

慶應義塾

慶應義塾

経済

横浜緑ヶ丘

慶應義塾

捜真

慶應義塾

横浜国際

上智

桐蔭学園

上智

経済

横浜平沼

明治

理工

桜丘

明治

横浜平沼

青山学院

桜丘

青山学院

神奈川総合

青山学院

経済

横浜平沼

青山学院

社会情報

出身高校

進学大学

学部

神奈川総合

青山学院

希望ヶ丘

立教

港北

中央

みなと総合

法政

法政二高

法政

経済

法政女子

法政

国際文化

希望ヶ丘

法政

桜丘

法政

スポーツ健康

鶴見

学習院

経済

横浜平沼

学習院

星薬科

横浜平沼

明治学院

心理

鶴見

明治学院

明治学院

心理

朋優

國學院

経済

港北

昭和

港北

東京都市

城郷

東京農業

新栄

駒澤

城郷

神奈川

経済